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最新の第二言語習得研究と脳科学研究が、
英語学習に関するあなたの疑問に答えてくれます。
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英語学習法 FAQ

Q1: 中学・高校と6年間英語を勉強したのに英語を話せないのはなぜ?

Answer 1:

中学・高校での英語の学習は、英文を日本語に訳して内容を理解する「文法訳読方式」が未だにメインです。この学習方法では、いくら時間をかけても英語を話せるようにはなりません。話せるようになるためには、すなわちコミュニケーションのための英語を身につけるためには、英語を英語のまま理解し、英語を英語のまま発信するための「自動化」を促進する「トレーニング」を繰り返し行う必要があります。英語を「勉強」と捉えている限り、今後も、中学・高校での英語の授業だけでは英語を話せるようにはならないでしょう。

Answer 2:

圧倒的に学習時間が足りません。ゼロから英語を習得するには少なくても3,000時間の学習が必要です。中学校と高校での英語の授業時間の合計は約780時間。自主学習で同じくらいの時間を費やしたとしても合計で1,500時間程度にしかなりません。これでは英語を話せなくても当然と言えるでしょう。中学・高校での英語の学習は、その方法も学習時間も、英語を話せるようになるためにはほど遠い状況ということです。

詳しくは「日本人の英語力|アジア最低の理由と根本的な5つの対策はこれだ!」で!

Q2: 聞き流すだけでペラペラになるって本当?

Answer 1:

語彙や文法構造を理解せずに例文をただ丸暗記する「聞き流すだけ」の方法は、脳科学から見ても極めて非効率な学習方法です。大人の脳は、子どもと違い丸暗記は不得意です。理解してその理屈を覚えることが得意な脳を持つ大人が、この方法で全ての例文を丸暗記するのは相当な時間がかかります。

また、たとえ時間をかけて全ての例文を丸暗記することができたとしてもペラペラにはなれません。ペラペラとは自分の言いたいことを自由に表現できることです。

Answer 2:

定型表現をいくら丸暗記しても、自分の言いたいことを自由に表現することは不可能です。例えばビジネスの全ての状況に対応できる全ての定型表現を丸暗記することは、一生かけても無理でしょう。語彙・文法を基礎から学習し、それらを組み合わせて無限の文を作れるようにする方がより近道です。

Answer 3:

聞き流すだけでは、「インプット」にも「アウトプット」にもならないため、第二言語習得研究の立場からも、ペラペラになることは不可能です。第二言語習得研究では、確かに多量の「インプット」が必要と言われていますが、その「インプット」とは、理解可能なものを聞くこと、読むことです。単語も文の構造も理解していないものを聞き流しても全く意味はありません。

詳しくは「英語の聞き流し|効果と注意点を第二言語習得研究で明らかに!」で!

Q3: 英会話学校にずっと通ってるけどぜんぜん上達しないのはなぜ?

Answer 1:

定型表現の丸暗記だけでは非効率です。英会話学校では、よく使う表現を覚えたり、誤った表現を直してもらうことがメインになりがちですが、自分の言いたいことを自由に表現できるようになるためには、語彙や文法を基礎から学ぶことが必須です。

Answer 2:

繰り返しがないため脳に定着しません。大人の脳は、ものごとを記憶するためには繰り返しを要求します。その場その場で教えてもらっても繰り返しがないため、次にその表現が必要になったときには忘れてしまっています。

Answer 3:

“変な”英語が身に付きやすくなります。語彙や文法を基礎から学ばずに話すことを強要されると、講師に修正される前の、自分で苦労して生み出した変な英語が脳に定着しやすくなります。(第二言語習得研究では「化石化」と言います。)

Answer 4:

学習時間が圧倒的に足りません。英会話学校に1週間2回通うだけでは、せいぜい年間100時間くらいしか英語に触れていないことになります。年間100時間では、いくら効率的に学習しても、英語を使えるようになるまでには少なくても10年以上かかります(高校卒業以来あまり英語に触れていない場合)。

詳しくは「【英会話勉強法完全マニュアル】初心者が独学でビジネスレベル」で!

Q4: TOEIC®で高い点数をとっても仕事で使えないのはなぜ?

Answer 1:

TOEIC® (LR) は「読む・聞く」能力だけを判定するテストです。TOEIC®の点数が高くても、「話す・書く」能力も備えないと仕事では全く使えません。残念ながら、800点を超えても簡単な打合せもこなせないような人が沢山いることは事実です。

Answer 2:

「話す・書く」能力を鍛えるには「読む・聞く」能力とは異なる訓練が必要です。「話す・書く」ときの脳内の処理は「読む・聞く」ときの脳内の処理とは異なるからです。「話す・書く」ための脳内の処理を「自動化」するには、音読・シャドーイングに加えて、リハーサルなどのトレーニングを取り入れることが効果的です。

Answer 3:

「読む・聞く」能力だけを鍛えることは非効率な学習方法です。インプット(読む・聞く)を繰り返すよりも、インプットしたことを何度もアウトプット(話す・書く)することの方が、記憶が脳に定着しやすくするということが脳科学の研究で指摘されています。

詳しくは「TOEIC勉強法|初心者から満点へ【戦略的完全独学マニュアル】」で!

Q5: 英語を習得するにはどれくらいの時間が必要なの?

Answer 1:

英語を習得するには最低でも3,000時間の学習が必要です。これはアメリカ国務省の統計、カナダでの事例、ECの日本人講師へのアンケートなどを総合した結論です。日本の中学・高校での英語の学習時間は、自主学習を含めても1,500時間程度ですので圧倒的に不足していることがわかります。

Answer 2:

高校卒業以来ほとんど英語に触れていなければ、あと1,500時間の学習が必要です。11時間学習した場合は約4年、英会話スクールに1回1時間のレッスンを週2回受けた場合は約14年かかることになります。これは時間以外の要素を無視した場合です。学習方法が非効率な場合は、より多くの時間がかかることになります。

Answer 3:

英語を習得するには、脳の性質上時間がかかることを覚悟してください。しかしながら、多くの時間は「記憶」と「自動化」のための繰り返しに費やすことになります。その繰り返しは、電車・バスの中、歩きながら、車を運転しながら、家事をやりながら、お風呂に入りながら可能です。そのような「ながら時間」や、ちょっとした隙間時間を活用すれば、どんなに忙しい人でも最低でも11時間程度を確保することは絶対に不可能ではありません。

詳しくは「英語習得には最低3000時間!達成するための11のコツと学習習慣」で!

Q6: 1日どれくらい英語を学習すればいいの?

Answer 1:

例えば、毎日通勤時間1時間と、机に向かう30分でトータル1時間半を確保するというのがお勧めです。「記憶」と「自動化」のための「インプット」の繰り返しは通勤時間に行い、「理解」と「アウトプット」の繰り返しは机に向かって行うというのが、インプットとアウトプットのバランス、「理解」「記憶」「自動化」のバランスの面からも理想的です。また、必ず毎日学習してください。学習の間に睡眠が入り記憶が整理されるため、より効率的に学習できるということが脳科学で立証されているからです。

Answer 2:

アメリカの国務省の統計などから、第二言語を習得するには、大人の脳は3,000時間以上の学習を要求するという結論が導き出せます。単純に時間だけを考えた場合、高校卒業以来英語にほとんど触れていなければ、最低でもあと1,500時間の学習が必要です。まずは1,000時間集中することを目標にして頂きたい。毎日1時間半確保できれば2年で達成可能です。

Answer 3:

効率的に英語を習得するには、一定期間集中して学習する時期が必要です。なぜなら、脳内の記憶をつかさどる「海馬」は、長くて1ヶ月程度しか記憶を保管しません。情報の貯蔵庫である側頭葉にその情報を保存するには、その1ヶ月以内に覚えたい情報を何度か繰り返し海馬に送信する必要があります。多くのことを記憶するには、短期間で集中して繰り返す必要があるということです。また、記憶された情報を無意識的に使えるようにするための自動化も、情報が側頭葉に送られてから直ぐに、集中的に行った方が効率的だからです。

詳しくは「英語習得には最低3000時間!達成するための11のコツと学習習慣」で!

Q7: 英単語はどれくらい覚えればいいの?

Answer 1:

英単語数は最重要語の2,000ワードファミリーと、あなたの専門分野での頻出語の習得が第一目標です。ワードファミリーとは、派生した単語も一つの語として数えます。この単語数は、英ビクトリア大学の言語学者による経済学テキストを調べた結果、神戸大学によるイギリス英語のコーパスを調べた結果、そして米ブラウン大学のコーパスの研究結果を総合した結論です。

Answer 2:

中学校3年間で学習する単語は1,1001,200語程度です。それらに加えて1,000語程度の重要語と、それらの派生語と活用語、そしてあなたの専門分野でよく使用される語彙を理解できるようにすることが第一通過地点となります。そして、理解できる単語をアウトプットできる(使える)ようにしていくと同時に、理解できる範囲を徐々に広げていくことです。

Answer 3:

単語は数だけにこだわらず、深く知ることも重要です。上記の研究結果によると、最重要語2,000語は何度も使用されており、その結果全体の80%以上をカバーすることがわかっています。しかしながら、それらの最重要語はいつも同じ意味や使われ方をしているわけではありません。動詞に副詞や前置詞がついて様々な意味に変化したりもします。また、活用語や派生語も異なる意味をもつ場合があります。最重要語(特に動詞)は、1つの意味だけを覚えてもあまり意味がないということです。

詳しくは「英語の単語数は2000語で80%|数より質で効率的に語彙力強化!」で!

Q8: 英単語はどうやって覚えればいいの?

Answer 1:

音声が付属しており、例文で覚えるタイプの単語集を使用し、意味、スペリング、発音(母音/子音・アクセント・音声変化・リズム・イントネーション)を意識しながら聞き、自分でも発音することです。脳科学研究から、物事を関連づけると記憶力が向上することがわかっています。例文で覚えることは他の単語や文の構造、文章全体の内容と関連づけることになるので、単語を効率的に覚えられます。また、脳科学研究は、耳の記憶は目の記憶よりも強くこころに残ると指摘しています。

Answer 2:

最重要語は、一つの単語に複数の訳語がある場合が多いですが、その場合はそれら全てに共通する中核的な意味やニュアンスをとらえることが重要です。それが、ネイティブ・スピーカーがその単語に持っている意味的な感覚だからです。複数の訳語を関連づけて覚えることにもつながりますので効率的に覚えられます。中核的なニュアンスを捉えるには語源を意識すると効果的です。

Answer 3:

最重要語2000語を習得した後、それらの様々使い方(どのような語や句とセットになりやすいかなど)や、様々な意味やニュアンスを理解し覚えるため、また新しい語句を習得するため、比較的容易な英文を多く読み、そして聞くことも効果的です。

Answer 4:

覚えようとしている単語を自分で使ってみることです。脳科学研究は、インプットを繰り返すよりも、インプットしたことをアウトプットした方が、情報が脳に定着しやすくなると指摘しています。

詳しくは「英単語の覚え方|科学的勉強法で暗記を効率化!自動化トレ8」で!

Q9: 文法は勉強しなければならないの?

Answer 1:

文法は言語の規則性(ルール)のことですが、その本来の目的はその言語の習得を効率的にすることです。ルールを知っていれば、ばらばらに覚えるより効率的です。従って文法は学習すべきです。しかしながら、文法が学問になると、その本来の目的から逸脱し、言語の習得にあまり役立たない文法が出てきます。それらは無視して例文で覚えた方が効率的な場合もあります。

Answer 2:

子どもが文法を学習しなくても言語を習得できるのは、脳の性質が大人と異なるからです。子どものころ(臨界期前)は、絶対音感や「九九」などの意味のないことを丸暗記する「意味記憶」の能力が発達しているため、文法のようなルールは自然に身につきますが、大人になるとその「意味記憶」能力は衰退し、自然には身に付かなくなります。そのかわりに、物事をよく理解して覚える「エピソード記憶」能力が発達しますので、大人は文法を学習する必要があり、またその能力が発達しているということです。

詳しくは「英文法勉強法|基礎から効率的に覚える科学的トレーニング8選!」で!

Q10: 日本人の英語の発音が通じないのはなぜ?

Answer 1:

英語は日本語にはない発音が多く存在することが一つの理由です。日本語の母音は「あいうえお」の5つですが、英語は24あると言われています。子音は英語の24に対して、日本語は16と言われています。また、英語には日本語にはない、「無母音声」というものがあります。これらの理由により、日本人には英語を正確に発音することが難しいのです。

Answer 2:

日本語は発音数が少ないため、同じ発音で全く違う意味を表す語彙が非常に多く存在しますが、英語は発音数が多いためその様な語彙は圧倒的に少ないと言われています。従って、日本語の聞き手は、単語の意味について、多くの意味のうちどの意味で言っているのかを想像する必要があります。一方で英語の聞き手は、想像する必要がない代わりに、正確に発音を聞き分ける必要あります。すなわち、英語の話し手は、言っていることを理解してもらうために正確に発音しなければなりませんが、日本人は英語を正確に発音できません。また、英語の聞き手は、その意味を想像してくれない(想像する必要がないのでその能力がない)ので、日本人の英語は通じないのです。

詳しくは「英語の発音|初心者向け科学的見地からの6つのコツと練習方法!」で!

Q11: そもそも大人になってから英語を習得することは可能なの?

Answer 1:

人間の脳の記憶容量は歳とともに大きくなるので、年齢に関係なく英語は習得できます。一般的に脳の神経細胞(ニューロン)の総数は歳をとるにつれて減少することがわかっています。しかし、神経回路(シナプス)は歳をとるにつれて増加します。つまり、記憶力は年齢とともに低下するどころか、向上するということです!

Answer 2:

歳をとると記憶力が落ちたと感じる理由は、大人になると得意とする記憶の種類が変化することが一つの原因です。子どものころは「九九」や絶対音感のような、意味のないことの丸暗記が得意ですが、大人は、そのような丸暗記は苦手になります。一方で大人は、物事をよく理解して理屈を覚える能力が向上します。従って大人が、子どもがことばを覚える様に英語を習得しようとしても無理です。大人には大人の言語の習得方法があります。それは、「理解」し「記憶」したことを「自動化」することです。これが、大人が英語を習得するための効率的な学習プロセスです。

Answer 3:

記憶力が落ちたと感じるもう一つの理由は、大人になると何事に対しても好奇心や探究心が薄れてしまうからです。脳は合理的ですので、興味がないことを簡単に記憶しようとはしてくれません。英語や英語圏の文化に興味を持つこと、それが無理であれば、興味のあることを英語で「読み・書き・聞き・話す」ことが、英語の習得を効率的にしてくれます。

詳しくは「年齢と英語|何歳からでも習得可能!脳科学からの根拠と勉強法」で!

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